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Johann Wolfgang von Goethe/ゲーテ2

2009年7月25日

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「自らの使命をわきまえている劇作家は、

不断にいっそう高い自己発展のために精を出すべきで、

そうすれば、彼が民衆に及ぼす影響は、有益で高尚なものになることだろう。」

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「もしも、精神と最も高い教養が人々の共通の財産になるようになれば、

詩人は、十分に活動できるだろうし、常に完全に真実である事が出来るし、

最善の事を言うことに、何も恐れたりする必要がなくなるだろう。

だが、今は、いつもある水準に身を置いておかなければならない。

だから、あまりあからさまに表現して、

大勢の善良な人たちの怒りを買わないように注意するのは、もっともな話だ。」

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「優秀な人物の中には、何事も即席ではできず、何事もおざなりに済ますことができず、

いつも一つ一つの対象をじっくりと深く追求せずにはいられない性質の持ち主がいるものだ。

このような才能というものは、しばしば我々にじれったい気を起こさせる。

すぐさま欲しいとねがうものを、彼らはめったに満たしてはくれないからだね。

けれども、こういう方法でこそ、最高のものがやりとげられるのだよ。」

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「人はいつも、利口になるには年を取らねばならないと考えているものだ。

だが実のところ、人は年を取ると、以前のように賢明に身を保つ事は難しくなってくる。

それぞれの年代で確かに変わっては来るけれど、

だからといって、いっそうよくなるとはいえないものだ。

事によっては、二十代と六十代でも、どっちが正しいと言えない場合もある。」

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「人間は、様々な段階を経ねばならないのだ。

そしてどの段階にもそれ独特の美点と欠点があるが、

それらもその由来する時期においてはまったく自然なことで、ある程度までは正しいのだよ。

次の段階ではまた変わってしまい、以前の美点と欠点は跡形もなくなくなってしまうが、

今度は別の長所や短所が取って代わることになる。

このようにして、最後の変化にまで達するが、それがどうなるかは我々には分からないのだ。」

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「たしかに世界は、

平地にいるときと、また原始山脈の氷河の上にいるときとでは、違って見えるだろう。

ある立場に立てば、世界の一角は他の立場に置けるよりもよく見えるだろう、

しかしそれだけのことで、

ある立場に置ける方が別の立場よりも正しいなどとは言う事は出来ない。

そのために作家は、自分の人生のそれぞれの年代に記念碑を残そうとするならば、

生まれつきの素質と善意を手放さない事、どの年代でも純粋に見、感じる事、

そして二次的な目的を持たず、考えたとおりまっすぐ忠実に表現する事、それが特に大切だ。

そのようにして彼の書いたものが、それが書かれた年代において正しければ、

いつまでたっても正しいものとして通用するだろう。

たとえ作者が後日、自分の思い通りにどのように発展し、変化しようとも。」

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