ホーム > Wise remark/名言/人物 > Francois-Auguste-Rene Rodin/ロダン4

Francois-Auguste-Rene Rodin/ロダン4

2009年7月25日

#20040806#作成

###

「人体こそ、わけても魂の鏡です。そしてまたそれゆえにこそ最大の美が存在するのです。」

###

(上記に続いて)

「ヴィクトル・ユーゴーはこのことをよく会得しました!

我々が人体に賛美するところのものは、いかに形は美しくともそれより以上のものです。

透き通してそれを照り輝かせるかと見える内面の火です。」

###

「悪徳はない。境遇しかないのです。

ミルボーがこの間言いました、『善もなければ悪もない。』

すなわち釣り合いの狂いがあるばかりです。」

###

「人間精神はいろいろの時代に繰り返されます。

一度美に到達した以上、それより以上には出ません。

彼の眼前にあるものを研究することによってそれに到達するのだからです。」

###

「もし宗教が存在していなかったら、私はそれを作り出していたでしょう。

真の芸術家は、要するに、人間の中で一番宗教的な人間です。」

###

「世人は我々は感覚によってのみ生き、外観の世界が我々を満足させている信じています。

世人は我々はきらきらする色彩に酔い、

人形を弄するように形を弄して喜ぶ子供だと思っています。

これは誤解です。線と色調とは我々にとって隠れたる実在の表徴です。

表面を突き通して、我々の眼は精神へまで潜り込みます。

そして我々が輪郭線を写し出す時は、内に包まれている精神的内容でそれを豊富にするのです。」

###

「芸術家という名に値する芸術家は『自然』のあらゆる真を表現すべきです。

ただ外面の真ばかりでなくまたやはり、また特に内面の真をです。」

###

「ミケランジェロはあらゆる生きた肉の中に創造的の力を鳴り響かせた。

ルカ・デラ・ロビアはそれを神々しく微笑させた。

そういうようにどの彫刻家でも、

自分の気質に応じて恐ろしい心や非常に優しい心を『自然』に寄せているのです。」

###

「風景画家はおそらくもっとそうでしょう。

(中略)コローは樹木の頂きに、平原の草に、湖の鏡に、撒き散らされた『善良』を見ました。

ミレーはそこに悩みと天命に譲ることを見ました。」

###

「到る所で偉大な芸術家は自分の心霊に答える心霊の声を聞きます。

君はどこにこれ以上宗教的な人間を発見しますか。」

###

「神秘というものは、それに、雰囲気のようなもので芸術の最も美しい作品はみなそれに浸っています。

そういう作品は本当に天才が自然の面前で検証するあらゆるものを表現しています。

自然を再現するに、人間の頭脳が発見しうる限りの明徹を持ってします。壮麗をもってします。

けれどもそれは極めて小さい可知の世界をまるで包み込んでいる広大無辺な『不可知』に衝突します。」

###

「芸術はまた趣味です。芸術家の作成する物体の上に現れる彼の心の反映です。

家や家具についての人間の魂の微笑みです。

思想の魅力であり、また人間が使う一切のものに編みこまれている情緒の魅力です。」

###

「一切の芸術は兄弟です。その奥底は同じものです。人世における人間精神の表現ですからね。

方法だけが違うのです。文学者は言葉を用い、彫刻家は凹凸を用い、画家は線と色とを用います。

けれどもその事は人が考えているほどそんなに重大事ではありません。

方法というものはその翻訳するところの奥底のものによって始めて価値が出るのだからです。」

###

「芸術における描体(デッサン)は文学における文体のようなものです。」

###

「……実際は美しい文体というものもなく、美しい描形というものもなく、

美しい色彩というものもありません。

たった一つの美があるだけです。『真実』の美が啓示されるだけなのです。」

###

「私は自分の最善を尽くしました。私は決して嘘を吐かなかった。私は自分の同時代者に媚びなかった。

私の作った胸像は、それが非常に誠実であることから人を不愉快がらせがちでした。

私の胸像は、みな確かに一つの美点を持っています。真実をです。

真実がそれらに美を与えてくれればいい!」

###

「大家たちを会得するように努めましょう。彼らを愛しましょう。彼らの天才に酔いましょう。

だが、薬剤師の薬品みたいに『レッテル』を貼らないように用心しましょう。』

###

「大家たちの生涯の中には、決して断絶の時期はない。

蛇のようにたちまち新しい皮が出来るというようなことは彼らには起こらない。

彼らの魂は拡大しまた向上する。が、魂に変わりはない。彼らは昇る。絶えず昇る。

だが実のところ、画風を変えはしない。彼らは完全の近くにだんだん近づく。それだけのことです。」

###

「余が七十歳以前に画きたるものは数うるに足るものなし。

七十三歳にして初めて種々の草木、魚介、鳥獣の構造を稍(やや)悟るに至れり。

されば八十歳にしてさらに熟さん事明かなり。

九十歳に及んで自然は略匿す所なく、百歳にして余は正に一大画家たらんか。

而して百十歳に至る時、最早や余の筆よりは命なき一点一画も出でざる可し。

余と同じく生きながらえん者は余の言の真なることを見たもう可し。」

…葛飾北斎 このとき、『画狂老人』と署名する

###

「おどけた形の下に、この知恵に満ちた狂人は、

優れた頭脳になると生存の最終端に至るまで自分を育て自分を豊かにしてゆき得るものだということを、

肯定したのです。」

…葛飾北斎について

###

「私はあの北斎老にように答えましょう。

百十歳になったら、きっと自分の芸術に自由自在になりかけるでしょう。」

…葛飾北斎の上記の言葉について

###

『近代彫刻の父』と称されるフランスの彫刻家。

主な作品として、

『地獄の門』(未完)、

『考える人』、

『カレーの市民モニュメント』、

『バルザック記念像』、

『青銅時代』があります。

ここで紹介している名言は主にロダンの言葉抄(岩波文庫)からの引用です。

広告
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。